2009-06-08

グラスホッパー




★★★☆☆
ここ数年、話題の伊坂幸太郎氏。

とってもハードボイルド。
解説を読むと、氏、初のハードボイルドタッチとか。

清潔感が無い事を「清潔さが足りない」と表現したり、言葉の繊細な使い方は好き。
ですが、ハードボイルドが…。

違う作品でリベンジします。

ロシアは今日も荒れ模様


★★★★☆
ロシア語通訳者、米原万里さんのロシア裏事情。

通訳者だけあって、語彙が豊富。
頭が切れる。
毒舌?(←失礼な事を言ってすみません)なのに嫌みが無い。

私の知能指数がもっと高ければ、是非お友達になりたい(笑)

ロシア関連の書籍は「ロマノフ王朝の終焉」以来数年振り。
だけど、ちょっとしたロシア通になった気分です。

ヒトのオスは飼わないの?

★★★★★
ロシアは今日も…」でファンになり、2冊目。

このタイトルなら、色恋沙汰、恋愛観など、氏の心の内部が…と期待を胸にページをめくる。

しかしめくれどめくれど、登場人物、いや登場動物ばかり。

無理、道理、ターニャ、ソーニャ。
時折彼・彼女らのお顔を眺めながら、にやにやと読み進める。

愛情たっぷりの犬・猫との日常。
彼らの為なら労力を惜しまない、万里さんの活力に天晴れ!

しかし、動物に愛情をたっぷり注げるのは、人間と違う生き物って割り切ってるからなのか…。
ヒトのオスに無償の愛を注ぐのは、難しい。

2009-05-17

スラムドッグ$ミリオネア


★★★★★
喧噪なスラムの様子が臨場感たっぷりの映像で、スピード感に溢れていた。狭苦しい埃っぽい路地を走り抜けて行く。かと思えば、上空からの鳥瞰目線。トタンの屋根屋根屋根。

生きるってどういう事だろう、と序盤から終わりまで映像に釘付けになりながらも、ずうっと考えていた。
ほんまに、生きるってなんやろ。
食べる為に何でもして、生命を保つ。
生活の質とかそんなのじゃなくて、生きるっていうこと。
自分の助けたい、好きだと思う事や人を追い続ける事。
どんなに悪いことをする家族だって、懺悔をする姿を観たら信じる事。

色んな物事を知るという事はただ本を読むとかメディアで見るとか、そう言うのじゃなく体験すること。その人の知っている物事を辿ればその人の人生が見える、と言う単純なようで単純ではない、そんな一生をクイズ・ミリオネアを通して描いた凄さ。

エンディングでダンスを踊る子供時代のジャマールとラティカ。
現在では家すら失ってしまったのだと思うと切な過ぎる。

2009-04-07

猫語の教科書


★★★★☆
おそらく、猫好きにしか分からない面白さ。
そして怖さ。くわばらくわばら。
猫はカラスよりも知能指数が低いと言う動物学的裏付けが、すべて、すっかり、まるきり嘘だったのかも・・・と凹むくらいに凄い。本当に猫が書いたのではと思うくらいに良く出来ている。
きっとポール・ギャリコさんは本当に猫を愛してやまない方なんだなぁと敬意を払わずには居られません。
うちに帰って愛猫にゃらと戯れながら、すりすり来られると
「何が欲しいの?何企んでるの?」
と聞き返さずにはいられない。
毎日観察されているのではと言う恐怖・・・。

とは言いつつも、やっぱり一等可愛いうちの猫。
何を企んでいようが、悪知恵が働いていようが、そんなことやっぱりどうでもいい。
結局はそこに落ち着くんだわ。
LOVE ねこ。