2010-08-01



★★★★☆

やっぱりこういうの好きです。
大人になれば、卒業するのかな・・・と思っていたけど、やっぱりこういうのは時々読みたくなる。

わたしわたしわたし。

自我とか自分とか、永遠のテーマなんやろうかね。

青木くんとの衝撃の関係。
人からみたわたし。
そこから出れば、どこかに抜けられるんじゃないかという、安易な希望的観測。

奥歯をぎゅうっと噛みしめてみる。

2010-03-25

たまごかけごはん




味の素のサイト、恐るべし。
しかし、これみて思ったのだけど・・・
みんな卵を直接割ってから、ご飯と一緒に混ぜるのでしょうか。
私は卵だけを思いっきり混ぜてから、ごはんにかけます。
正しい卵かけご飯って。
なぞ。

2009-11-05

カイジ ~人生逆転ゲーム~


★★★☆☆
食い入るように観いってしまった。
特に橋のシーンは手に汗握る。
だめ人間に見える藤原竜也はやっぱり凄い。

2009-10-17

潮騒


★★★★★
どうしてこんなにも引き込まれるのだろう。
安夫と初江。
結ばれるのは分かっているのに、二人の行方が他人事ではないように感じられ、気になって仕方がなかった。
これも氏の計算しつくされた筋書きなのだろうか。

田舎の漁師町の素朴で純粋な人々の心が、とても新鮮で温かくて、羨ましい。

結末の二人の些細な気持ちの相違が、今後の二人の行く末を暗示しているのだろう。
ハレタホレタと一筋縄では行かない。
人生とはそう言うもの。
最後の一文を読んで鳥肌がたった。
この一文の為に書かれた作品なのかもしれないと、怖くもなった。
天才的。

2009-09-27

野良女


★★★★☆
30がちらつく女が5人。
集まれば恋愛と人生について語る。
基本自分中心。

これ、結婚してない女子にはみんな当て嵌まってる気がする(笑)

以外と独身女の結束は固かったり。

めっちゃ面白いよ、と借りたけど、正直リアル過ぎて怖くなってきた。

「ジュモク」が早く試せますように。
ジュモク、ジュモク、ジュモク。

2009-09-16

ガセネッタ&シモネッタ


★★★★★
ある黒人の男が言った。
「白くなりたい。女達の話題の的になりたい。いつも女の股ぐらにいたい。」
次の瞬間、その場には小指大のタンポンが転がっていた。

この上の文章から、男がどんな風になりたかったのか、という想像はできる。
しかし、なってしまったタンポンもまた男の発した言葉と相違ないのも事実。

言葉って本当に難しい。

自分が主観で話す時、まざまざと鮮明な映像が浮かんでいる。
けど、相手には何にも浮かんでいない。
簡潔に正確に伝えるなんて不可能に思える。

国際化、と謳いながらアメリカしか見ていない日本。
なんとなく、英語やアメリカなんてどうでもいいやと思えて来た。

右向け右!とならない人で在りたいなぁ。

きつねのはなし


★★★★☆
藪に囲まれた、坂の上の屋敷。
ひっそりとして、周囲に響くのは葉の擦れる音ばかり。
薄暗くジメッとした、和風の座敷が自ずと思い浮かぶ。

何がどうと言う訳ではないのだけど、その文章が表す世界観や情景が、なんだか心地良い。

そんな奇妙な事も本当にあるんじゃないの?この世の中。
寧ろ有って欲しいなぁという、気紛れな願望。が生まれた。

2009-08-28

砂の女


★★★★★
昆虫採集に出掛けた先で遭遇する砂と女との生活。

そんな世界あるわけ無い。と思えるような世界が、男の追い詰められた必死さから、異様にリアリティーのある世界へと変貌して行く。
蟻地獄へと巻き込まれるように、話の中へとズルズルと引き摺り込まれ、やがて私も抜けなくなった。

一見すると砂に埋もれた特殊な部落の話に思えるが、これは全ての人の人生に当てはまる切れ端なんだと思う。

転職をしてこんな会社に入ってしまった、結婚してこんな生活に変わった。
人は多かれ少なかれ、自分が砂に埋まった家に閉じ込められたような、八方塞がりな状況を経験したことがあるのではないか。と。

どんな状況にあれ、その生活に慣れてもがかなくなった時、そこにはまた、新しい光が射し込んでくるのだろう。
という暗示的作品にも思えた。

2009-07-22

1Q84


★★★☆☆
芸術家は問題を提起するだけで、解決する事は出来ない。

全く全貌が明らかになっていなかった「1Q84」
社会で日々繰り返される、悶々とした事件達。
子供が選ぶ事の出来ない、両親と言う存在。
マスメディアの報道がある側面からしか描写せず、その真実を歪めているもどかしさ。
村上氏のそんな心の葛藤が垣間見える。

「約束された場所で」を読んでいると、リンクしているなと感じる。

小説や数々のインタビューを繰り返して来た、氏のまとめ、の書き下ろし作品なのだろうと思う。

これまでの、長編小説とは匂いも色も変わりつつ有る。
でも、耳、セックスだけのガールフレンド、心で繋がる誰か。
そんなキーワードは健在。

青豆と天吾の印象が読み始めと随分変わった。

2009-07-05

ザ・フォール/落下の王国



★★★★☆
落下した事から始まった一つの物語。

そう。
人生から落下すると、ぐるぐるぐるぐると思考は悪のループから抜け出す事が出来ない。
でも、落下した事で出会うこともある。
あなたが落下しても、そこに可愛らしい網が張られているかも知れない。

「suicideって何?」

生きていなければ、落下すら出来ない。
落下する事は生きている証。

彼は今日もまた落ちる。
馬から、列車から、橋の上から。

そして彼女は笑う。オレンジをもぎながら。

2009-06-17

嘘つきアーニャの真っ赤な真実


あの時にあれだけ仲の良かったあの子。
★★★★★
今頃はどうしているだろう。
何かの拍子にそう思う事は有っても、実際会いに行こう!!っと行動する事が出来ますか?
ましてや国外へ。


彼女の行動力と友人への愛情の深さは、トテツもなく、素晴らしい。

そして島国日本でのほほんと生活している自分の気楽さと、民族への愛情の薄っぺらさに驚いた。

陸続きの大陸の国々が抱える、政治的、民族的な諸問題。
それ故に、芽生える自立心。
在プラハ・ソビエト学校で過ごした彼女達は、島国で暮らす私たちより遥かに多くの事を学び、悩み、生活をしている。

歴史なんて、知ったところで何も変わらないし…と思っていたけど、全ての人間は歴史の上に成り立っている。

なんだか、色んな事を見る角度が少し変わった気分。

2009-06-09

とらちゃん的日常

★★★☆☆
写真が豊富で、にゃんこに癒される。

息抜きにぴったりな文庫。

しかし、自分の愛猫にマジックマッシュルームを食べさせる等という行為が出来るのは、この人位のもんだろう。

そして、らも氏なら仕方が無い。
と思ってしまう私。

2009-06-08

グラスホッパー




★★★☆☆
ここ数年、話題の伊坂幸太郎氏。

とってもハードボイルド。
解説を読むと、氏、初のハードボイルドタッチとか。

清潔感が無い事を「清潔さが足りない」と表現したり、言葉の繊細な使い方は好き。
ですが、ハードボイルドが…。

違う作品でリベンジします。

ロシアは今日も荒れ模様


★★★★☆
ロシア語通訳者、米原万里さんのロシア裏事情。

通訳者だけあって、語彙が豊富。
頭が切れる。
毒舌?(←失礼な事を言ってすみません)なのに嫌みが無い。

私の知能指数がもっと高ければ、是非お友達になりたい(笑)

ロシア関連の書籍は「ロマノフ王朝の終焉」以来数年振り。
だけど、ちょっとしたロシア通になった気分です。

ヒトのオスは飼わないの?

★★★★★
ロシアは今日も…」でファンになり、2冊目。

このタイトルなら、色恋沙汰、恋愛観など、氏の心の内部が…と期待を胸にページをめくる。

しかしめくれどめくれど、登場人物、いや登場動物ばかり。

無理、道理、ターニャ、ソーニャ。
時折彼・彼女らのお顔を眺めながら、にやにやと読み進める。

愛情たっぷりの犬・猫との日常。
彼らの為なら労力を惜しまない、万里さんの活力に天晴れ!

しかし、動物に愛情をたっぷり注げるのは、人間と違う生き物って割り切ってるからなのか…。
ヒトのオスに無償の愛を注ぐのは、難しい。

2009-05-17

スラムドッグ$ミリオネア


★★★★★
喧噪なスラムの様子が臨場感たっぷりの映像で、スピード感に溢れていた。狭苦しい埃っぽい路地を走り抜けて行く。かと思えば、上空からの鳥瞰目線。トタンの屋根屋根屋根。

生きるってどういう事だろう、と序盤から終わりまで映像に釘付けになりながらも、ずうっと考えていた。
ほんまに、生きるってなんやろ。
食べる為に何でもして、生命を保つ。
生活の質とかそんなのじゃなくて、生きるっていうこと。
自分の助けたい、好きだと思う事や人を追い続ける事。
どんなに悪いことをする家族だって、懺悔をする姿を観たら信じる事。

色んな物事を知るという事はただ本を読むとかメディアで見るとか、そう言うのじゃなく体験すること。その人の知っている物事を辿ればその人の人生が見える、と言う単純なようで単純ではない、そんな一生をクイズ・ミリオネアを通して描いた凄さ。

エンディングでダンスを踊る子供時代のジャマールとラティカ。
現在では家すら失ってしまったのだと思うと切な過ぎる。

2009-04-07

猫語の教科書


★★★★☆
おそらく、猫好きにしか分からない面白さ。
そして怖さ。くわばらくわばら。
猫はカラスよりも知能指数が低いと言う動物学的裏付けが、すべて、すっかり、まるきり嘘だったのかも・・・と凹むくらいに凄い。本当に猫が書いたのではと思うくらいに良く出来ている。
きっとポール・ギャリコさんは本当に猫を愛してやまない方なんだなぁと敬意を払わずには居られません。
うちに帰って愛猫にゃらと戯れながら、すりすり来られると
「何が欲しいの?何企んでるの?」
と聞き返さずにはいられない。
毎日観察されているのではと言う恐怖・・・。

とは言いつつも、やっぱり一等可愛いうちの猫。
何を企んでいようが、悪知恵が働いていようが、そんなことやっぱりどうでもいい。
結局はそこに落ち着くんだわ。
LOVE ねこ。

2009-03-01

チェ39歳別れの手紙


★★★★☆
 「チェ28歳の革命」を観てこそ、引き立つ映画。チェ28歳での成功と団結力が39歳では失敗と裏切りに代わり、処刑に至る。あんな成功を築いたゲバラが・・・とキューバ革命での成功を回想する事でボリビアでの悲惨さが増す。特に処刑前にゲバラに浴びせられた言葉「お前はジャングルで・・・、フィデルは優雅にご昼食。」と言う台詞にハッとさせられた(台詞のゴロがよくてなんか気に入ってしまった)。
 28歳も39歳もドキュメンタリータッチにこだわって、ゲバラ以外の回りの情勢が不明瞭。なぜ、ボリビア人はゲバラ達をキューバ人のように受け入れられなかったのか。ボリビア政府軍の介入はどのようなものだったのか。そしてボリビアへ向かう前に変装して自宅を訪れた場面の分かり難さ。結局はゲバラマニアにしか分かり得ない仕上がりになってしまっている。
 ソダーバーグ監督のゲバラへの熱い思いは伝わるが、2本共観ても宣伝と監督の名前に押されてロードショウと化した単館系映画と言わざるを得ない気がするのでした。

2009-02-06

前髪。


 毎夜毎夜、気持ちの悪いお写真をすみませぬ。
 女と云ふものは中々に些か厄介なものであります。厄介なのはお前だけ、と茶碗や石ころなどが飛んできそうですが。些かどころか手に負えない程と罵声が飛んできそうですが。それは屈んで、耳を塞いで、さっと躱す。それがきっと女と云ふ生き物なんです。
 毅然と毎日を生きているようでも、時折ふと何かの拍子に乙女になりたい、ともの凄い衝動が生まれて、その衝動がムクムクと大きくなり、脳の中の70%位を占拠した時。そんな時にはどうするか。そう・・・前髪を切りまする。15センチメートルをバッサリとカット。
 翌朝、あ〜切りすぎた。と嘆いてみたところでもうどうにもならない始末。ここ暫くは前髪の無い生活を送っていたので、いざこんなにも短い前髪を鏡に映したところで、どうセットして良いものかさっぱりと分からない。皆目不明。


 そうして先日午前のテレビショッピングを拝見していたところ、カリスマ美容師サカマキ氏が登場。氏が紹介した商品とは、ヘアコサージュ前髪ウイッグなるもの。嗚呼、なんと言うタイミング。一時的な根拠の無い感情でバッサリと切りそろえるなんていう失態を冒すべきではなかった。元の長さに戻るまでには1年位もかかるこでしょう。

 あなたの前にちょこんと鎮座しているその女性。前髪があるならきっと少女でありたいと願っていらっしゃいますことよ。
 

2009-02-05

ラースと、その彼女


★★★★★
 なんとも、良い映画を観たなぁと言う気分でいっぱい。幸せな気持ちで胸が満たされた。
 過去のトラウマから女性と上手く接する事が出来ないラース。ある日突然リアルドールのビアンカを恋人として紹介するラースだが、これまでの彼の人柄の良さから困惑しながらも町の人々はビアンカを独りの女性として接する。
 純粋に人間の善良な部分のみを信じて作られたこの作品。ラースがどのような窮地に追い込まれて行くのかと最後までハラハラとする気持ちもあったが、善良さを押し付ける事無くこんなにも素直に受け入れられたのは、人々の戸惑う姿や怒りも描き込まれていたからなのだろう。
 誰にだって欠点はある。人に話せないトラウマだって。でも自分が人と真っすぐに接していればきっと手は差し伸べられる。そう信じたいしそうあって欲しい。ストレスの多い社会生活や複雑な家庭環境の中で歪んだ精神状態を保持して生きなければならない人も増えている。そんな人々への接し方に対する強いメッセージとも受け取れたこの作品。向かい合って受け入れる事が如何に大切なのかを教えてくれた。
 ラース役のライアン・ゴズリング、ラースの兄ガス役のポール・シュナイダー、ガスの妻カリン役のエミリー・モーティマーらを始め脇役達の演技も素晴らしい。
 そして雪深い自然豊かな風景にマッチしたシンプルで可愛らしい衣装がとても素敵。
「ラースと、その彼女」ホームページ