2009-02-02

チェ28歳の革命


★★★☆☆ 
 ソダーバーグ監督は細かい部分も史実に基づき、自分たちで付け足したシーンは一つも無いと。しかし、ドキュメンタリーフィルムで無い限りそれは可成り難しい作業。再現VTRを創り上げることで、有りの侭のゲバラを見てもらおうと言う強いメッセージなのだろう。いや、ソダーバーグ監督自身の頭の中にあるゲバラ像をそのまま映画にしたかったのだろうか。随所に革命後のゲバラの映像を挿入したり、ゲバラの信念や博愛の精神を垣間見る事が出来た。ゲバラがカリスマとして今も尚存在する事、ファッションアイコンとして取り上げられる事実。しかし、何か、メッセージ性が希薄な感じも受けた。 そう言う押しつけを排除したのかもしれない。
 デルトロの減量の末の演技は臨場感に溢れ素敵でした。
 ただ、ゲバラマニアにとっては堪らない映画楽かも知れませんが一般大衆にはなかなか難しい気がします。ある意味、ミニシアター系の映画。ゲバラの事を理解してから、観るべき映画。かな。

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