2009-02-06

前髪。


 毎夜毎夜、気持ちの悪いお写真をすみませぬ。
 女と云ふものは中々に些か厄介なものであります。厄介なのはお前だけ、と茶碗や石ころなどが飛んできそうですが。些かどころか手に負えない程と罵声が飛んできそうですが。それは屈んで、耳を塞いで、さっと躱す。それがきっと女と云ふ生き物なんです。
 毅然と毎日を生きているようでも、時折ふと何かの拍子に乙女になりたい、ともの凄い衝動が生まれて、その衝動がムクムクと大きくなり、脳の中の70%位を占拠した時。そんな時にはどうするか。そう・・・前髪を切りまする。15センチメートルをバッサリとカット。
 翌朝、あ〜切りすぎた。と嘆いてみたところでもうどうにもならない始末。ここ暫くは前髪の無い生活を送っていたので、いざこんなにも短い前髪を鏡に映したところで、どうセットして良いものかさっぱりと分からない。皆目不明。


 そうして先日午前のテレビショッピングを拝見していたところ、カリスマ美容師サカマキ氏が登場。氏が紹介した商品とは、ヘアコサージュ前髪ウイッグなるもの。嗚呼、なんと言うタイミング。一時的な根拠の無い感情でバッサリと切りそろえるなんていう失態を冒すべきではなかった。元の長さに戻るまでには1年位もかかるこでしょう。

 あなたの前にちょこんと鎮座しているその女性。前髪があるならきっと少女でありたいと願っていらっしゃいますことよ。
 

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